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記述式だったころの1アマの試験問題 [アマチュア無線]

 ゴミゴミしていた書籍や書類の整理をしていたら1アマ、2アマを受験したときの無線工学、法規の問題がともに出てきたので書いてみる。

 1アマの無線工学のみ記す。

HZ-710  5問 2時間30分


1.空気中において、図に示すようにA点に9μC、B点に16μCの正の点電荷があるとき、AB間において、合成電界が零になる点PのA点からの距離を計算式を示して求めよ。

    9μC                16μC

     A       P           B

     ・     ・           

     │     70㎝          


 *図に少し隙間が出来たが、細かいことは言わないでね。




2.平衡変調回路(リング変調回路を除く。)の一例を図示し、回路の動作を簡単に説明せよ。


3.スーパーヘテロダイン受信機において、高周波増幅部を設けることによる利点を挙げて説明せよ。


4.周波数100MHz、電界強度2mV/mの電波を折り返し半波長ダイポールで受信したときの受信機の端子電圧は幾らか、計算式を示して求めよ。ただし、空中線系と受信機回路は整合しているものとし、かつ、給電線は無損失とする。


5.平行二線形給電線の定在波比(SWR)を測定する方法の一例を挙げ、これを図示して説明せよ。



 当時はこの他に電気通信術試験として、モールス信号による

1分間60字の速度の欧文普通語および50字の速度の和文による約3分間の手送り送信および音響受信

があったが、通信術は科目合格があり、合格から2年間は有効だったような記憶がある。

 従って、通信術に合格すれば8割以上は合格したようなものだったので、初回は通信術のみ練習し、次の回で学科を取りこれにて1アマゲットだった。

特に、和文にはエネルギーを費やしたが、合格後に和文で交信したことは1回だけだ(^^)が、これは近所の和文愛好家のOMとVHFでだった。

 この頃は、「電波と受験」という月刊誌に合格者名が記載されたので、1アマ分は保存してある。なお、このときに掲載された信越は11名だった。ちなみに2アマも載っているがこちらは26名。


 厳しく見た自己採点は、無線工学90点、法規95点と、先に書いた当時の問題紙に解答内容をそのまま写してあり、そこに自己採点も記してあった。なお、当時の合格点は各60点。(電気通信術は別の基準)

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