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1陸特受験 [学習]

 第1級陸上特殊無線技士を受験しようと思ったのが2019年の秋。過去問集を入手してみたところ、何とかなるなという感触。WEBで調べると対数計算が必要だと書いてある。そんなもの覚えとらんわと思ったが、まあいいさ。

 2電工を取ってからと思っていたので12月7日の2電工技能試験が終わってからこの過去問集に着手したがどうも面白くなく、WEBで探したところ「rikutoku.com」というあちこちのサイトで紹介されてるものを発見したが本家は既になく、アーカイブがあったのでそこを見たところ解説がしっかりしており良さそうと感じたのでそこで勉強開始。そのサイトはH28の6月期を最後に更新は止まっていたがそれでかまわない。

 1巡(無線工学:1400問強)するのに初回は11日を要した。これは同じ論点の過去問が纏められておりそれを全部解答するのだから時間は要するが記憶へは定着していく。計算問題はとにかく手を動かすことが最善と測量士補試験で確認している。2巡目に入ると1回目の分は大分記憶からは消えてはいるがそれでも名残があるのでスピードアップとなった。試験日が2月15日なのでペースが速すぎるため別のことと並行する。

 そうして、概ね分かったかなという時点で先に購入した過去問集を中心として繰り返す。こちらは無線工学343問、法規127問で合計470問。厄介なのは、無線工学なのでこちらを中心に勉強し、法規に手を付けたのは1月末。

 さて、試験の開始時間は9時30分だが15分前に説明を開始するのでそれまでに会場入りをと受験票に書いてある。8時40分頃に会場に入りし指定座席で自作の弱点集で最後の悪あがき。あーー、時計を持ってくるの忘れた。

 9:15に説明が始まり、ペットボトルを机上に置くことは可。ほどなくして解答用マークシートが配布され、受験番号、生年月日を数字で記入後にマーク。

 問題は、先に法規(B4で4枚)がそして次に無線工学(B4で5枚)が配られた。問題番号と枚数を確認しろと言うので確認していたら開始時間になり、始めるようにとのお達し。

 いつも通りに、深呼吸と伸びをしてから開始。とは言っても問題を確認している最中に私の弱点部分を問う問題は出ていないなと分かったので一安心していた。若しあればそれに関する公式等を最初に書いてしまう必要がある。

 先に無線工学に着手、「なんじゃこりゃ?」というのがあったのでそれは飛ばして一旦最後の24問までやる。1番に戻って再度解き、正解を大きく問題番号の横に書く。「なんじゃこりゃ?」はまだ手付かず。

 次に法規に着手し、工学と同様に解き、マークシートに解答を記す。自身の解答とマークを指差しで3回確認。

 「なんじゃこりゃ?」の工学の問題に戻り計算したが何か気に入らないが、もう仕方なしとそれでいくことにした。もう一問は変な数値が問いに書いてあり、電卓無しなので妙な計算をさせるわけではないなと判断し暗算で出来るレベルで計算し出てきた数値が解答選択肢にあるので、これでいこうとした。

 時計を持っていかなかったが、会場の後ろに時計がありそれをベースに進めるということであったので振り返ってそれを見たら55分が経過していた。そこでもう一度総てを確認し開始後1時間の退場可能時間を待ち、会場を後にした。この時点で満点は無理だなと落ち込む。

 

 18日16時に解答速報が試験実施団体から出されたが、予想していた通り両科目とも満点ではなかった。がっかりだ、あぁつまらない・・

 無線工学22/24   法規11/12  (なお、合格点は15/24と8/12)

 無線工学は「なんじゃこりゃ?」は正解だったが別のとこでつまらないミスを犯した。法規は勘違いも甚だしくだったが、これが実力なのだ。


 さて、勉強方法については、時間を要するのは無線工学で、記憶すべきものと計算(≒理解)すべきものに分けられる。計算問題は何度も紙に書いているうちに理解へと進んでいった。こうすると数値が変えられても暗算でも出来るようになるものが何パターンもあった。

 そうそう、dB(デシベル)は怖がる必要はなく、これは慣れれば足りる。


 ともあれ、終わってしまった。 

 

 さて次は(^^)   こうして遊んでるのですよ。


3月6日追記:結果通知書が到着し「合格」だったので、即日従事者免許の申請書を郵送した。

3月13日追記:従事者免許証が〒で到着した。

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第2種電気工事士試験受験 [学習]

 初めにおことわりをしておく。少々長いので誤字脱字等はご容赦を。


 某サイトでこういう試験があることを知った。だが私の棲む業界とは大分違う。


 筆記試験と技能試験即ち実技試験の2本立て。筆記はなんとかなるだろうという根拠なしの自信があるが、技能は果たしてどうなるのかと思う。


 事前に発表されている技能試験の課題は、2017年2018年と同様だったので筆記、技能共にアマゾンで中古品を探し購入し、技能試験の工具や練習用部材はWEBで最廉価のショップを探し発注した。

 筆記試験が終わり合格の可能性が見えると一気に購入者が増加し在庫が切れることがあるというような記事があったので思いついた時点でそうした。



 なお、筆記試験に合格しないと技能試験の受験権利が得られない。

 さて、真剣に筆記試験過去問に取り組んだのが試験日の凡そ1か月前。

筆記試験のテキストはこれの2017年版。


ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士筆記試験すいーっと合格(2019年版)

ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士筆記試験すいーっと合格(2019年版)

  • 作者: 藤瀧和弘
  • 出版社/メーカー: ツールボックス
  • 発売日: 2018/11/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

 一応1アマなので電気の基礎は細かいことは忘れてはいたがそれでも概ね思い出したが、困ったのは配線図からの複線図を描かないと答え難い問題。

結局本番試験までにこれは完全には間に合わなかった。

複線図は技能試験で重要なので購入してあったこれの2018年版の中古本を使い、候補13種のうち1から5を何とか描けるようにし筆記の本番に向けた。


第二種電気工事士技能試験候補問題丸わかり 2019年版

第二種電気工事士技能試験候補問題丸わかり 2019年版

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 電気書院
  • 発売日: 2019/03/01
  • メディア: 大型本
中古本を使ったが、候補問題が同じなので不都合なしで廉価。2冊とも折った跡が見えず全く使用感がない。但し、判定基準が変更になることがあるらしいので当該年度版を使用する方が良いのかなと思ったが、判定基準は試験主催者のHPの書いてあったし、変更もなかった。
 というわけで、仕上がり状況があまり良くない中で試験日になってしまった。
 さて、当日机上に出せるものは、受験票等、筆記具、鉛筆削り、定規、時計、眼鏡、ルーペとストップウォッチ。そうそう、色鉛筆等も可。
 問題用紙のサイズは凡そ横255、縦365即ちB4縦。何故これを書いたのかというと問31から50を解答するために配線図が示されるのだが、過去問集等々ではA4等にしているため、かなり小さくなっており見え難い。そういうことから勉強中は拡大鏡を使い隅々まで見ていたので持って行ってみたが、これは使用可であるが紙のサイズが大きかったので実際には使わずに済んだ。こういう情報が必要だと思いここに記した。
 さてさて、当日アップされた筆記試験速報での結果だが満点ではないので面白くない。「どうしてこの解答にしたの?」と自分でも訳の分からぬものが一つあった。見直しをしたにも関わらず2度とも間違えたというのは脳細胞の劣化としか思えぬ。
  技能試験用テキスト、工具、練習用部材は放置してあったが筆記試験終了後に見たところ「失敗したなー」という思い。技能用テキストには初歩からの複線図の描き方があるのでこの基礎を十分にやっておくべきだったな。また、部材にはケーブル、スイッチ等が入っており実物をしっかり見ておくべきだったなと反省。
  ともあれ、忙しい受験勉強だったが、筆記試験のことはこれまでとし、次は技能試験のことを書いてみる。
 技能試験
 作業の机は狭いとWEBで見ていたため練習は狭いスペースで行っていたので、会場の机がそんなに狭いとは感じなかった。
 10時50分から説明開始。受験番号氏名等を書くマークシートが配布されそれに記入。また受験票等が確認される。その後問題が配布され表面に支給材料の明細が記載されているが4路スイッチがあるので「あー、7番のあれか」と作るべきものが分かる。
 次いで材料の入った箱が配布され、11:18分頃から10分間が材料の確認の時間だ。ケーブルは巻いて入っているのでそれを伸ばし長さをメジャーで確認する。どこかのサイトに布メジャーを試験開始前に粘着テープで机に貼ると不正行為だという旨の記載があったが貼らなきゃ計りにくいので貼ってしまったが何の咎めもなかった。パーツの位置はこうだったなとその順に置き、取り付け枠の上下、表裏の確認も行い机上に配置する。ケーブルについても凡その位置に置いてみる。
 ランプレセクタプルはケーブルシースは40㎜、絶縁被覆は20㎜の剥きだったなと思いだす。
 定刻に試験が開始されたが、ここで一発伸びと深呼吸で5秒未満かな。まず複線図の描画、全くの素人であるので鉛筆で書いた後に確認しながら線の赤は「赤」、白は「黄」のマーカーで色分けをし、また2㎜線は太く描いておき、接続時の間違いを極力減らすよう練習段階からしていた。工作で間違えて焦りながら修正に時間を費やすよりも30秒程度でこうした方が得策と考えた。アース用に「緑」も持っていたが不要と分かった時点で机上から不要な工具と共に足元の袋に入れた。
 ケーブルの指定された寸法の50%以下では欠陥ということなので詳細な計測はせず概ねで間に合う。
 接続工程を残した時点で11:53、従って残りは17分。リングスリーブでの接続側から始める、しっかり確認しながら接続すべき線をまとめスリーブに入れ更に位置をチェックし圧着ペンチの使用すべき位置を声を出さずに「小」「小」、「○」「○」と2度確認し圧着、刻印を確認。スリーブの上に飛び出した部分適切な長さにカットする。1か所の1本でスリーブの下が少々長い、2、3㎜を意識していたが5㎜位あり気に入らないが許容範囲が10㎜なので修正時の焦りとそれに伴う更なるミスを回避すべくそのままとした。
 コネクタ側は間違えようがないはずだがミスったようで、何か変だなと思い複線図を再度見直し「おっとっと!」、直ぐに引き抜き正しく接続。各コネクタの頭に芯線が見えるか確認し全部OK。ミスらないよう心掛けていたがそれでもミスは発生してしまった。修行不足かも。
 まだ6分あるので、複線図から1本ずつ追っての確認を2度。各器具への線の差込が十分か工作時にやってはあるが更にペンチで押し込みまた引っ張って確認。
まだ2分あるので、作品を出題の通りに整え、受験番号札を付けて更にスリーブとコネクタの確認、続いて器具への差込状況の確認をして終了したが見栄えはぱっとしない。見栄えは合否に関係ないようなので特段の心配はないとのことなのだが、「男は見掛けでなく中身で勝負だ」と妙な言い分けを思いつく。
 終了時間を迎えた。切りかすを集め配布されていた袋に入れる。近くを見回してみると未完成者が何人か見える。
 机上の作品一人一人の番号札と材料箱、ゴミ袋を確認した後に退出票を渡されるので持参した持物を持って退場したのが12時25頃だったが、歩きながら見ると未完成作品がだいぶあった。7番の課題は時間不足になるようだ。
 
 工作の練習は2回用のものを購入したが、使ったものの再利用で転がしていたためケーブルは1回分が余ってしまった。この方法だとケーブルの長さの決定には幾らか不安が残るが、曲がった、捻じれたケーブルを真っ直ぐに直しながらの作業となったり、100㎜が取れずに短い接続部分で工作する等真っ当な環境下ではない状況でも13の候補問題の総てを25分から30分程度で作り上げることが出来、それはそれで自信につながったと思っている。スリーブで間違えばそこを切ると更に短くなるがそれでも作れたのだから、まともな環境下なら出来ないはずはないだろう。
 今回は関係なかったが、あるサイトに丸型ケーブルのシースを剥くのに平型用のストリッパーを使う方法がかいてあったので、ナイフを使わずその方法で行ってみたがその方が早かった。そう電工ナイフが不要なのだ。
 そうそう、11番のボックスコネクタの止めねじのねじ切りは1回しか練習できなかったがこういうのが本番で忘れるのではないかと不安。これはねじ切ってあってもザウルスで外せるので、外しまた締めてこの部分に注意が行くように何度か触ってみた。試験では不要だがザウルスは素晴らしい。
エンジニア ネジザウルスRX PZ59-8696 【4815033】

エンジニア ネジザウルスRX PZ59-8696 【4815033】

  • 出版社/メーカー: エンジニア
  • メディア: その他
  
 さて、これを受験するなら筆記試験対策としても複線図をしっかり描くことが一石二鳥だと思う。これで技能試験対策と共に筆記試験で3点分の勉強になる。
 筆記試験の部分でも書いたが、せっかく買った工具や部材は技能だけではなく筆記にも大いに役立つということを書いておこう。
 1月17日 09時30分発表予定。09時頃に見たら既に発表され自分の受験番号が掲載されていた。 「あーー、終わってしまった」
 家の壁のコンセントの増設やスイッチのホタル化などに挑戦してみるかと思っている。
 知事宛てに免状の交付申請し、2月7日、免状が簡易書留で送られてきた。
 

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測量士補試験受験 2019 [学習]

少々長いので、読み始める前にトイレに行った方がよろしいのではないかと。


2018年の初めに、測量士補試験の出願のミスがあったという報道により、その存在を知った。

どのようなものかと検索し、受験資格に制限がないこと、また合格率が30%程度だということを知り、合格率が30%程度以上になると過去問だけで合格までは行けることから、全くの門外漢なれども「やってみるか」と思いテキストを購入した。

それが後述する松原氏の著作だった。

 



建築土木教科書 測量士補 合格ガイド 第2版

建築土木教科書 測量士補 合格ガイド 第2版

  • 作者: 松原 洋一
  • 出版社/メーカー: 翔泳社
  • 発売日: 2017/02/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



だが他にやることがあるので10月までそのまま放置。

真面目に着手したのが10月中旬。テキストを読んでも丸っきり分からない状況ではあるが1ヶ月ほどで一応は通読した。(読んだだけではなく見ただけ)

とはいうものの、1月下旬に別の試験があるのでそちらが優先で8割、こちらが2割のペース。

この時点ではまるで分からないのだが、テキストの著者である松原洋一氏のサイトを訪れてみたところ色々な解説がありまた文章問題の過去問(五肢択一)の肢をバラバラにした○×テストがあったため恐々トライ。

 



最初は意味不明で理解不能だが解答の解説を読み、テキストの該当箇所を読みながら匍匐前進状態が続く。

それでもどうしても理解できない部分について11月末にE-Mailで松原氏に恐る恐る質問したところ丁寧な解説を頂いた。

そうこうしながら文章系についてはどんどん進んでいったが、計算問題には手つかずのまま越年。

1月4日から受験申請書の配布と受付が始まり、簡易書留で国土地理院へ郵送し受験の権利は得た(はず)。

1月末に別の試験が終了したので過去問集で計算問題に着手したが、これも全くの意味不明からのスタート。

 


測量士補 過去問280

測量士補 過去問280

  • 作者: 日建学院
  • 出版社/メーカー: 建築資料研究社
  • 発売日: 2018/09/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



正弦定理、余弦定理等が出てくるがそんなもの大昔過ぎて覚えているはずもなし。

過去問集の解説を読み、また松原氏のサイトにある過去問解説を読み少しずつ前進していった。

一度目は大分エネルギーを要したが2巡目になると幾らか速度が上がってきた。

但し、この時点でも正解は導けるが意味が分からないものが多々存在。

それでも同じ問題を何度か紙に書いてやっているうちにひょっとするとこういう意味なのかという仮説が立つ。

そして、その観点からアプローチしてみると「こういうことだったのだ!」という結論に達する。

こうしてそのような論点での問に対しては、容易に正解に辿り着けることとなったがこれが理解したということで、いくつもの論点でこうなっていく。

遅々としながらも3月中旬には過去問集の計算問題凡そ110はクリアー。

ところで過去問集は29年受験用の中古品であったため29年、30年の本試験の内容が掲載されていないが、これはこれで後で役に立つことになる。

前述のサイトでそれらの文章問題の肢は○×で意識することなく29、30に挑戦しているが、計算問題は未知のまま。

3月中旬から29、30年の過去問(前記サイトにあるのでDL)にトライしてみたところ29は25/28、30は24/28だった。

18問正解で合格なので一応の見通しは立ったもののまだ不安は多いが、期待と不安が交錯する今が最も楽しい時期。

ところがテキストの出版元である翔泳社のサイトに置いてある松原氏作成の模擬試験問題に3月下旬に挑戦したところ無残な結果となる。

29年(2018.2月頃にDLしてあった)が19/28、30年が21/28。合格点には達しているものの何とも悲惨ではないか。

別件の松原氏とのMailでこれを報告したところ、「難しくしてさらなる勉強を促す」という方針で作成してあるとのこと。

「Mさん優しくないね」と思う。



こうして尻を叩かれ更に邁進するしかなくなるがもう退路は断たれており、残り50日。

4月中旬に31年の模擬試験がアップされたので挑戦してみる。22/28と地獄のような状況。結果を松原氏に報告すると、「幾らか難度を下げたが」とのこと。

29、30、31の模試で初見だった内容が本番で出るといいなと思いつつ進行。(これが本番で報われるとはこの時点では知る由もない)

4月24日に受験票が到着。持ち物には単純な直定規(三角定規等はNG)、これは問題によっては使用しないと立ち往生する。

拡大鏡使用可能、細かい地図が出題されることがあり、今回は博物館を探してからの計算問題が出題されたが、直径10㎝のそれが役立った。

GWに入ると誘惑が多いが、○×問題、模試から弱点を抽出しEXCELに貼り付けていく。これは試験当日に最終段階で使うことになる。

計算問題も過去問、模試で若干不安なものを抽出して持って行くこととした。これらは総て各問毎にEXCELで1問づつ記録しているため抽出は容易だった。

受験当日、車で駅に向かうが駅近くに以前出向していた子会社がありまた日曜日なのでそこの駐車場に入れ、以前の名刺をフロント置く。

徒歩数分で長野駅に着き新幹線で試験会場のある富山に向かうが、まだ早すぎるだろうと思われる時間だ。

何故か? 新幹線が定刻で運行されない可能性を否定できない。駅に着いてからNGが判明したなら、直ちに概ね200㎞の富山に車で向かうことになる。

乗ってからならば諦めるしかないが、早い時間に乗っていれば復旧後に間に合う可能性が出てくる。富山駅からタクシーということも脳の片隅には置く。もちろん家を出る前には運行状況を調べてある。常にフェイル・セーフとバイ・パスを考えておかないとね。「泥縄」は焦りも伴うしNGだよ。

以前に社労士に挑戦していた時には、試験前日に試験会場付近のホテルに泊まったが、今回はかなり手抜き。

富山駅から路面電車にて会場の大学に向かうが、駅への到着が早すぎるので近くに勉強スペースはないかと思考し新幹線の待合室に入ってみたところカウンター型の便利な箇所があったのでそこで最後の悪足掻き。

開始時刻である13時30分の1時間前即ち12:30にならないと会場に入れないということなのでそれに合せて路面電車で移動(15分)。昼食や水は家から持参。

IMG_20190519_111558.jpg


試験時間は3時間で、開始後90分まで、また終了15分前からは退室不可。

試験問題は時間満了の16:30まで居ないと持ち帰りが出来ない。

こういう細かなことが多くの受験体験記には掲載されていないように感じたのでここに記した。



同じ部屋には100人弱が居たが高校生と思しきが4分の3。女性は1割弱かな。

開始。周辺は猛然と問題に向かっているようだが慌てない慌てない。首を一回し、肩を上げ下げし更に背筋を伸ばしてからさてやるか。

この間10秒にも満たない。逸る気持ちを抑えて平常心になってからが良い。これは「受験ズレ」の賜物。3時間もあるのだからね。

29、30の過去問、29、30、31の模試の何れもが概ね1時間で終了しているので、この本番でもおそらくその程度の時間で出来上がるだろうからゆとりが大切。

問9はDLして解いた模試の29年、問24は同じく模試30年でやった問題であり過去問にはない論点が出題されており、「やったぜ」という気になる。

また、初見の問題が数問あったがそれらもクリアー。

1度目は丁寧に計算をやったので70分を要したがまだたっぷりの時間がある。

2度目も再度ゼロの気持ちで解き80分だった。1度目は計算を近似値で行ったが、今回は示されている数値や関数をそのまま使ったので計算の桁数が幾らか増えた。

1、2回とも全問同じ解になった。残りは30分なので、ここで中間運動を10秒。

この後解答用紙にマーキング。一度マークしたら1番から指差し確認をしながらマークのチェック、次に28番から同様に。

更に、指差しの指を代えて1から、28から。これだけやっておくと発表までの間のマークミス不安の恐怖から逃れられる。

時間があったので結局8回もチェックしてしまった。

もちろん受験番号も同様だが、これは開始前にも前からも後ろからも(畑中葉子か?)やっているのでおそらく10回を超えている。

残り5分、問題用紙の裏に解答用紙から転記。これで問題のページを繰らずに速報と合せられる。



帰途、路面電車に乗ろうと停留所に行ったら何輌も停まっており、過剰サービスだと思いつつ到着すると、車両故障なので一つ先の停留所で折り返し運行中だと知らされた。

何とか乗車し富山駅に到着。

17:25頃に新幹線の待合室で「幾らなんでも早すぎるか」と思いつつ速報サイトを確認したところ問1から10が掲載されていた。

10問のうち問3一つが違う。容易な計算問題なのに何故と思いスマホの電卓で計算(電卓は試験では使えない)し直したが間違っていない。

何故速報サイトは違うのかと計算過程を確認したところ「おっと、ここで勘違いしたのだな」という部分を発見。

間違っているのは私ではなくサイトの方だよ。度計算した小数点以下を分や秒に変換するには60進法なのですが。

勘違いであったであろう速報はその後1時間を経ずに訂正された。

引っ掛る選択肢を作成する試験主催者はすごいですね。

 

待合室にいる間に全問の速報がアップされ、問題用紙の裏に転記した解答一覧が大いに役立った。

富山駅で鱒寿司を購入し、土産に。



夜になって、別のサイトにも速報が挙がったがこれも同じ内容だった。

不思議なもので、この時に脳内の独立したグチャグチャ「知」が一気に縦に横に組み合わされ「知識」となり、この時点が最も力のある瞬間だ。

こうして、測量という未知だった分野のことを僅かではあっても得ることが出来た。(おそらく盆までにはきれいに消えると思うが)

なお、1月下旬に受験したものは残念ながら満点はならず、90%少々。脳の劣化が止まらないようだ (^^)



総括:

文章問題はWEB○×テストを熟せば合格点には容易に達するはず。

分からない部分はテキストを熟読した。正解を知ってから再度読むと確かに書いてあるのだが、それまでの間分からないまま流している自分が悪い。

但し、○×テストで条件反射的に正解が得られてもそれはNGで、正解と共に表示される解説を何度でも読むことで「知」が蓄積していきまた新たな疑問が生ずるのでテキストで探して読んだ。

当初は全く理解できなかったテキストの内容ではあったが、今はほとんど全部が理解できる。

再度リンクを。



計算問題は手を動かした。先に書いたが意味不明でも何度か手を動かしているうちに本質に迫って行けた気がする。

また、計算のショートカットも見いだせた。

このことは、計算問題が出題される他の試験でも同様であるという経験を何度も有する。

とにかく、1問でもよいので毎日やった。「継続は力」だから。



プロローグ:

速報による採点結果は「満点」だった。測量士補試験への挑戦はこうして終わりを迎えたが、一抹の寂しさが募り、満点が取れてしまうと次は「補」を取り外したいなと・・・・。

だが、まだやることがあるのでそれらが終わってから戻ってくるかもしれないが、トランシット(セオドライト)やTSに触ったこともないのにね。

多くのジャンルで無謀な挑戦は続く(^^)



謝辞:

大変お世話になりました松原洋一氏に感謝申し上げます。

ありがとうございました。

貴兄並びに貴サイトの益々のご発展を祈念します。


追記:7月9日 09:00にHPで結果が発表されるとのことだったので08:55に見てみたら既にアップされていた。

合格者番号に自分のそれが掲載されていることを確認し、総てが終了した。

なお、合格率は35.8%だった。


もう一度書きます、松原洋一様ありがとうございました。

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